4年くらい前に米国にひとりで住んだ時、週末しか料理する時間がなかったので、近所のヒスパニック系ワンダラー・ショップ($1.00 Shop)でひよこ豆とレンズ豆と緑豆とクミンとターメリックを各1ドルで買い、週毎に豆替わりのダルを作って、日数分の小分けに冷凍して毎日おいしく食べた。
ひとりだと、辛さがどんどんエスカレートするので、注意が必要であった。
ロサンゼルス市内のやや貧しい地区で、$1.00ショップにはミルクや卵まで売っていて、客も店員もスペイン語を話していた。ミルクはレチェ、卵はウエボと言った。
週末は早起きして、水着でプールまで歩き、仲良くなったヒスパニックのガードマンに鍵を開けて入れてもらって、泳いだり文庫本を読んだりした。
南カリフォルニアなので雨は一滴も降らず、目線より上にはヤシの葉と快晴の空しかなかった。
ネパールでは、食事のことをダル・バートと呼びます。バートは炊いたご飯。本当にこれで十分である。
9.10 ghost writer