クスリ(医薬)は、身体の「悪いところを治す」のではなく「身体のバランスをわざと崩して、結果的に治したい症状を軽減」します。
天秤の片方が下がってしまって困るので、もう片方にオモリを載せて、「ほら大丈夫」というようなものです。
なので私たちは、その犠牲を払ってでも軽減しなくてはいけない症状があるときにだけ、クスリを使います。
天秤がどすんと傾かないように、ほんの少しずつバランスを整える知恵は、たくさんあります。
漢方薬を飲んだり、アーユルベーダを処すことも、ほんの少しずつバランスを整える方法です。
天秤の下がったほうに「載せる」のではなく、上がったほうから「減らす」やり方もあります。
「減らす」ことを理解し、整ったバランスが生むストレスをコントロールする方法を手に入れた私たちは、とてもラッキーです。
10.28 ghost writer