マハラジ:それが精神的な自尊心を打ち破るのを助けるからだ。私たちはいかに弱く、無力であるかを悟らなければならない。自分自身はこう在り、知り、行為すると想像し、惑わされているかぎりは、私たちは悲しくも苦境にいるのだ。ただ、完全な自己否定のなかにのみ、私たちの真我を発見するチャンスがある。
「それ」は、「人生における矛盾」。翻訳の翻訳だからか論理がてれこですが、「人生の出来事が自尊心を打ち破るのを助けるから、人生は矛盾ばかりである」という意味。
そもそも自尊心、もっと根源的には自己が存在して欲しい、という欲求が、否定されるべきものです。
ー "I am that" ニサルガダッタ・マハラジとの対話