「馬は、『自分はこう思ってるんだけど、自分がそう思ってることを知って、相手は自分のことをどう思ってるんだろう』とかそういうのがないから良い」
「あ、それってインド人にも多い」
「自分が相手のことをどう思っているか、完全に気にしていない相手」は、しばしば我々を癒します。
我々現世人の自我は「他人が自分をどう思っているか」、正確には「他人が自分をどう思っていると自分が思っているか」という評価に支えられています。
なので、強く支えられて幸せを感じたり、支えを失って苦悩したりします。
完成された僧侶が、その種の幸せや苦悩を我々に与えることがないのは、彼らの自我がまったく別のもので支えられているからです。
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