..まずそこに世界があって、それを見るために目を発達させた、というふうに世の中の多くの人は思っているけど。ほんとはまったく逆で、生物に目という臓器ができて、そして、進化の途中で人間のこの目ができあがって、そして宇宙空間にびゅんびゅん飛んでいる光子(フォトン)をその目で受け取り、その情報を解析して認識できて、そして解釈できるようになって、はじめて世界が生まれたんじゃないか。
感動的な文章です。
世界を認識するために知覚器官が出来たという考え方には無理があります。たまたま持ち合わせた感覚器官を使って、たまたま知覚した情報だけで作りあげたものが「世界」です。
ー「進化し過ぎた脳」池谷裕二
ghost writer