9.03.2011

師の教え_21

「バッファローが大好きな信者に、グルが『大好きなバッファローを思い浮かべて瞑想しなさい』と命じました。瞑想期間が過ぎ、信者がこもっている庵を開けたところ、中央に座った彼は『私の体は大きすぎて、庵から出られません』と言いました」


これはジョークではなく、ヨガにおける瞑想の、成功例です。


「自分=このカラダである」、「自分=知覚し、思索している主体である」というアイデンティフィケーションは、認識ワールドを片っ端から否定して最後に残る強固なものですが、これを否定出来るとすごいことが起こります。


知覚と主体意識によるアイデンティティを捨てることに成功して、バッファローと自分の区別がなくなった状態は、ヨガにおけるひとつの到達点です。


アーサナのS師による引用


9.03 ghost writer